2007年12月28日 尾道の旅
尾道市は、岡山市と広島市のちょうど中間地点に位置し、瀬戸内海に面しているため古くから海運で栄えた魅力的な街。
朝起きると、年末の尾道は雨。
せっかく来たのに残念…なーんてことはなく、あくまでもポジティブな旅人は、この偶有性を心から愉しむべく、早春の風のように颯爽とホテルをチェックアウトする。
午前中は古寺巡りコースを丹念に歩く。
実際に自分の足で歩いてみると、尾道が「坂の街」と呼ばれる所以がよく分かる。
北側は山、南側は即海というロケーションのために、山肌に住宅やお寺が密集、混在している。東京、下北沢のごちゃごちゃ感とはひと味もふた味も違った味わいのある街。
なんてことのない尾道市民の日常の生活空間が、訪れる人にとって魅力あふれる空間となり、日本を代表する観光スポットになっているという事実に、ポストモダン的な観光産業が真剣に考えるべきエッセンスが詰まっているんじゃないかなぁ。
昼。古寺巡りも一休みして、腹ごしらえ。
「朱華園」という、地元でもそこそこ有名な(?)ラーメン屋さんで、尾道ラーメンと餃子をいただく。古寺巡りコースはほとんど人がいなかったのに、ここだけはけっこうな人の入りよう。平打ちの麺のあの歯ごたえは、讃岐うどんを食べ慣れている讃岐人にとっては、妙に親近感がある。餃子もvery good。
ガシッと腹ごしらえをしたところで、再び旅の再開。
まずは、小津の「東京物語」のワンシーンでも使われている、浄土寺。
山門を入ると、正面にすぐに本堂があり、右横に阿弥陀堂と多宝塔が並ぶ。
「本堂」と「多宝塔」はなんとなんと「国宝」!!!何も知らなかった…

浄土寺本堂(National treasure)
浄土寺多宝塔(National treasure)

浄土寺山門から尾道水道を眺望する excellent shot!!!
浄土寺を散策した後は、いよいよロープーウェイに乗って、千光寺公園まで。31人乗りの箱には、僕とガイドのオネーさんの二人w 備え付けのマイクを使う必要もさらさらなく、気さくな感じでしばし漫談タイム。桜の季節はさすがに混むんだってさ。頂上までは、ほんの数分。ゆっくりと上っていく箱から広がる尾道の光景は実に美しい。尾道に来てホントに良かった思える最高の瞬間。
千光寺公園は尾道の観光ガイドブックなどには必ずトップに載ってある、尾道のトレードマーク的スポット。千光寺公園からは、尾道市内、尾道水道、向島が眺望できる。
公園内には尾道市立美術館もあり、なんだか外観がどこかで見たことあるような造りだと思いきや、設計者が「安藤忠雄」だとか。表参道ヒルズに似てたんだね。

尾道の箱。登りは箱、降りは徒歩って人が多いんだって。
尾道市立美術館 安藤忠雄設計
尾道に縁のある作家さんの作品が多い。尾道がいかに多くの人に愛されてきた街かがよく分かる。

千光寺公園から「文学のこみち」をテクテク歩いて下山したところで、ちょうど雨も強くなってきたので、住吉神社などがある海岸沿いを足早に歩き、商店街を通りぬけ、JR尾道駅にたどり着く。
山陽本線とマリンライナーで故郷へ。
尾道の皆さん本当にどうもありがとう!!!すっごい素敵な街でした。次回は桜の季節に伺います。
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